カテゴリー別アーカイブ: 症状改善例

【症状改善例】なぜ、整形外科で手術を勧められるほどの変形性膝関節症の50代女性が2ヶ月間も休んでいた趣味のテニスをもう一度頑張れるようになれたのか?

施術例

50代 女性  主婦パート

 

来院

2020年5月

 

症状

2020年1月頃から左膝が痛くなり始め、朝起きて立ち上がる時に膝がまっすぐに伸びない、階段の昇り降りが困難、歩く時も常に左膝が痛くてそれをかばいながら歩く状態。痛みが更に辛くなり我慢できずに2020年4月末に整形外科に行く。

レントゲンを撮った結果、変形性膝関節症と言われ人工膝関節の置換手術をすすめられた。

整形外科では手術以外の選択肢はなく、痛み止めでロキソニンの飲み薬とシップを出されただけですごく不安になり、当院へ来院された。

施術内容と経過

初回

カウンセリングと検査

整形外科レントゲン検査(+)変形性膝関節症

膝蓋跳動 関節水腫(-)

左膝関節内側、大腿内側から鵞足部まで自発痛、強い運動痛、圧痛あり

左膝関節の可動域制限あり。屈曲110°

しゃがみ込み困難、正座不能

上半身ローリング左・ヨーイング左

下半身ヨーイング右

 

施術

左重心が強く左下肢への負担が大きかったため、まず背骨骨盤調整により下肢の長さを揃えた。

変形性膝関節症を作る大腿四頭筋、内転筋、内側ハムストリングスや膝窩筋などの筋弛緩、膝蓋骨調整、関節面調整、体重軸調整をおこなった。

大腿四頭筋の補助のためテーピング処置を行った。

 

2回目施術

朝起きが少し楽に感じる。

動作痛は残るが、可動域アップ、自発痛消失

膝関節屈曲130°

 

4回目施術

更に朝起きが楽になった。

ペインスケール10→8

 

6回目施術

朝起き時、普通に立ち上がれるようになる。

階段の昇り降りはまだ不安だが、平地での歩行は

大丈夫になった。

ペインスケール10→7

 

8回目施術

階段の昇りは平気になった。降りは少し不安があるので手すりを使っている。

 

10回目施術

階段の昇り降りが不安なく出来るようになる。

左膝関節屈曲130°負荷をかけると150°までできる。

正座などの膝関節の過屈曲は痛みと張り感により困難だが、しゃがみ動作や急なフットワークにも対応できるようになったので、休止していたテニスを徐々に再開してもらう。

 

11回目施術

まずはテニスの軽い練習からスタートしてもらったが、さほど痛みを気にすることなく出来た。

 

13回目施術

週2回のテニスの練習が難なく出来るようになり

念願の試合にも出場できるようになった。

正座もできるようになった。

日常生活や趣味のテニスを不安なく

楽しめるようになった。

 

考察

変形性膝関節症は圧倒的に女性の比率が多い。

骨盤が開き股関節の位置が外側に動き外側体重の姿勢になりやすいうえに、男性に比べると筋肉量が少なく、50代以降閉経によりホルモンバランスが崩れることで骨密度が低下することが原因としてあげられる。

今回の女性の場合もそれに当てはまる。

趣味で運動はしているが、圧倒的に座っている姿勢が多く日常的に運動不足になり、膝を支える筋肉の弱化が進んでいたため体重をうまく支える事ができず、下肢が捻じれO脚になり関節面に偏った荷重がかかり膝軟骨がすり減ることで変形性膝関節症となったと考えられる。

膝の痛みが発症してからも、しばらくは痛みを我慢しながら日常生活や通勤、趣味のテニスを頑張っていたので、膝周りの筋肉の緊張が強くなり膝の変形を助長させていた。

日常の悪い姿勢や繰り返し反復から背骨骨盤が歪み、左重心が強くなることで特に左の膝関節への負担が強くなっていた。

そのため背骨骨盤を中心に体全体のバランスを整え、膝の変形を助長させている下肢の筋肉を徹底的に弛緩さえることで膝関節への負担をとり改善させていく事が出来た。

身体のバランスを整え痛みや運動を改善できたが、すり減った軟骨や変形しきっている骨が元に戻るわけではない。

この先楽しくテニスを続けるために、ご本人の希望通り月一回のペースでメンテナンスを行っていくと辛い痛みを再発させないようにできる。